団体名 | 小田島 雄志 |
公演名 | シェイクスピアの人間学 |
場所・日時 |
PRUNUS HALL 7月1日(土)14:00〜 |
料金 |
前売 |
問合せ先 |
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作品紹介 |
シェイクスピアは人間を書きました、思想や哲学を書いたのではなく。では人間をどう見たかというと、一歩引いて見た、と思います。なにかにとらわれていると見えないものが、一歩引いて自由な目で見ると、岡目八目のたとえのとおり、よく見えてくるものです。 たとえば、雨の日にせまい道を歩いていて、車に泥水をはねかけられたら、車ってなんて横暴なのかと腹を立てたくなる。逆に車に乗っていてお年寄りがよたよた歩いていたら、早くどいて道をあけろよとどなりたくなる。一歩引いて見たら、どっちもどっちです。 シェイクスピアはそのような目で人間を、人生を、世の中を見る達人でした。 そのことを、彼のセリフからいくつか選んで、考えてみたいと思います。 |
プロフィール | 1930 年旧満州生まれ。東京大学文学部英語英文学科卒。津田塾大学専任講師、東京大学助教授、教授をへて、現在名誉教授、東京芸術劇場館長。『シェイクスピア全集』により芸術選奨文部大臣賞受賞。演劇の翻訳と評論により紫綬褒章受賞。文化功労者に選ばれる。『シェイクスピアより愛をこめて』、『小田島雄志のシェイクスピア遊学』など著書多数。戯曲128 本など翻訳多数。 |